🧩 Zapier vs n8n|AIエージェント時代の自動化2大巨頭を徹底比較【2025年最新版】

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Zapier vs n8n

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1.まとめ(先出し)

  • 手軽さ重視なら Zapier:ノーコードで導入でき、6,000以上のアプリと連携。AIエージェント機能も実装済み。
  • 自由度・拡張性重視なら n8n:オープンソースでセルフホスト可能。AIワークフローの自由設計が可能。
  • 選び方の目安
     - エンジニアが少ない企業 → Zapier
     - データ統制や拡張性重視 → n8n
     - AIエージェントで高度な自動化 → 両者を試作比較がおすすめ

2.はじめに

生成AIと自動化の融合が進む中、「Zapier」と「n8n」はAIエージェント時代の2大自動化プラットフォームとして注目を集めています
両者ともにAIとの連携を強化し、業務プロセスを“自律的に実行する”方向へと進化しています。

本記事では、Zapierとn8nを比較し、料金・機能・AI連携・使いやすさ・セキュリティの観点から徹底的に整理します。
また、どちらを選ぶべきかの判断基準も紹介します。

※本ブログの内容は執筆者による主観であり、サービスの品質や優位性等を担保するものではありません。予めご了承ください。


3.この記事を読むべき人

  • これからAIエージェントや自動化ツールを導入したい企業担当者
  • Zapierとn8nのどちらを使うべきか迷っている人
  • 自社内でのデータ連携・業務効率化・AI自動化を検討中のIT部門・DX推進者

4.サービス比較表

項目Zapiern8n
提供形態SaaS(クラウド)オープンソース/セルフホスト可
主な特徴ノーコード自動化ツール。AI Agentsを提供コード拡張可能なワークフロー自動化。LLM連携自在
連携アプリ数約6,000以上約1,000(ただしカスタム追加可)
AIエージェント対応Zapier Agents / MCP対応LLM統合可(OpenAI, Claude, Geminiなど)
日本語UIあり一部あり(ブラウザ翻訳でも対応可能)
価格体系月30ドル〜従量課金無料(セルフホスト)/クラウド月20ドル〜
セキュリティZapier側で運用(データ預託型)自社環境で完結可能
対象ユーザーノーコード層、マーケ担当者、非技術職開発者、エンジニア、システム設計者

5.各サービスの特徴

■ Zapier の特徴

Zapierは、SaaS間連携の自動化プラットフォームとして圧倒的な地位を確立しています
2025年現在は、AIエージェント「Zapier Agents」とMCP(Model Context Protocol)を搭載し、AIによる自律タスク実行も可能になっています。

  • ノーコードで始められる直感的UI
  • Gmail/Slack/Notionなど主要アプリに即対応
  • Zapier AIで自然言語からワークフロー生成可能
  • MCPを用いて外部AIアシスタントとも安全に連携

強み:設定が簡単で、社内非エンジニアでも導入可能
弱み:従量課金型のため、大規模運用ではコスト増の懸念


■ n8n の特徴

n8nは「オープンソース×セルフホスト」を掲げた自動化ツールで、
自社データを保持したままAIを連携できる点が大きな魅力です。

  • JavaScriptコードやAPIを自由に埋め込める高い拡張性
  • LLM連携(OpenAI API・Claude・Geminiなど)をノード化可能
  • DockerやVPSで運用でき、データ主権を保持
  • コミュニティが活発で、新ノードの開発が盛ん

強み:データ統制・カスタマイズ性・コスト効率に優れる
弱み:初期構築に技術的知識が必要。運用責任はユーザー側


6.選び方のポイント

シナリオおすすめサービス理由
ノーコードで業務自動化をすぐ始めたいZapier初心者でも即実行できるUXとテンプレートの豊富さ
社内DB・API・LLMと組み合わせたいn8n高い自由度でAIワークフローを構築可能
データを社外に出したくないn8nセルフホストにより完全に社内完結可能
AIエージェントで自律的に業務を回したいZapierZapier Agents/MCP対応で高度な自動実行が可能
継続的な拡張・開発を前提にしたいn8nノード開発・コード挿入など柔軟な設計が可能

7.活用シーン事例

Zapier 活用例

  • 営業業務自動化:問い合わせフォーム入力→自動でCRM登録+Slack通知
  • AI要約アシスタント:Gmail受信メールをLLMで要約→スプレッドシートへ蓄積
  • カスタマーサポート:チャットボットのAI返答をトリガーにZapierが社内DB更新

n8n 活用例

  • AIレポート生成:社内データベース→AI要約→PDF生成→自動配信
  • AIナレッジベース構築:自社文書をEmbedding→ChatBot連携
  • 社内AIエージェント化:OpenAI APIと社内Slackを連動し、FAQ対応を自動化

8.料金比較(2025年10月時点)

サービス無料枠有料プラン(税込)備考
Zapier有(100タスク/月)月3,000円〜(Starter)、月9,000円〜(Professional)タスク数・ステップ数で課金増加
n8n(クラウド)有(100回実行/月)月約2,800円〜(Basic)セルフホストなら実質無料(インフラ費別)

※料金は執筆時点・公式サイト参照。為替レートにより変動あり。


9.競合以外の代替案・注意点

  • Make(旧Integromat):UIの美しさ・並列処理が得意
  • Dify / Flowise / Langflow:LLM連携特化のAIワークフロー設計ツール
  • Security観点:外部APIキーや認証情報は環境変数で安全管理を徹底すること

10.FAQ

Q1. どっちがAIエージェント構築に向いていますか?
Zapierは「AI機能が組み込まれている」点で優勢。n8nは「自作できる」柔軟性が強みです。

Q2. 無料で使い続けられますか?
→ 両方とも無料枠あり。ただしZapierは制限が厳しく、n8nのセルフホストならほぼ無料運用も可能です

Q3. 商用利用は可能ですか?
→ どちらも商用利用可能。ただしn8nはライセンス(SUL)の条件を確認しましょう。


11.まとめ(再提示)

重視するポイントおすすめ
手軽さ・ノーコード性Zapier
データ統制・拡張性n8n
AIエージェントとの統合Zapier(MCP対応)
コスト効率・自由度n8n(セルフホスト)

次のアクション
👉 Zapierの無料トライアルでAI Agentsを体験
👉 n8nのセルフホスト版をDockerで構築して試す
👉 自社ユースケース(問い合わせ自動化・レポート生成など)を両方で検証


12.編集メモ


13.編集後記

ZapierのAI Agentsを試してみると、ChatGPTのように自然言語で「◯◯をやって」と指示するだけで、複数アプリを連動させられる点に驚きました。


一方で、n8nのセルフホスト運用は少し手間がかかるものの、「自社データで完結するAIワークフロー」を作れる自由度は非常に魅力的です。

結局、どちらを選ぶかは“スピードで始めるか、自由度で勝つか”の違いだと感じました


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