
(出典:zapier公式)
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はじめに
近年、生成AIやAIエージェントが注目を集めていますが、実はその「裏側の仕組み」を支える自動化ツールも依然として重要です。
その代表格が Zapier(ザピアー) です。
Zapierは2011年に誕生した老舗のワークフロー自動化サービスで、コードを書かずに数千種類のアプリを連携できます。Slack・Google Workspace・Notion・Salesforceなどのビジネスアプリを簡単につなぎ、作業を自動化できるのが強みです。
本記事では、Zapierの特徴・使い方・料金・競合比較を整理し、AI時代でもなぜ「自動化ツールの王道」と呼ばれるのかをわかりやすく解説します。
※本ブログの内容は執筆者による主観であり、サービスの品質や優位性等を担保するものではありません。予めご了承ください。
この記事を読むべき人
- 生成AIや自動化に興味があるが、どのツールを使えばよいか迷っている人
- 「繰り返し作業を自動化して時間を節約したい」と考えているビジネスパーソン
- すでにSlackやNotionなどを業務で使っており、もっと効率化したいと考えている企業担当者
まとめ
- Zapierは「アプリ連携による自動化」を誰でも簡単に実現できるサービス
- AI時代においても「AIを動かす仕組み」として重要性はむしろ高まっている
- 競合サービス(n8n、Make、IFTTTなど)と比べても「使いやすさ」と「アプリ数」で強みを持つ
主要機能と使いどころ
■アプリ連携(Zaps)
Zapierの基本は「Zap」と呼ばれる自動化フローの作成です。
例えば、
- Gmailで受信したメールを自動でSlackに通知する
- Googleフォームに入力された情報を自動でスプレッドシートに記録する
といった「トリガー(きっかけ)」と「アクション(動作)」を組み合わせることで、数千種類のアプリ間で自動化が可能です。
■👇ZAPの一例
Gmailやスプレッドシート等、様々な対象の操作を指示していることがわかる。

(出典:Zapier公式)
■AI連携
近年はOpenAIやClaude、GeminiなどのAIモデルとZapierをつなげて、文章生成・要約・分類などを自動で行うワークフローを構築できます。
「顧客メールを受信→ZapierでAI要約→Salesforceに登録」など、AIエージェント的な処理も可能です。
■ノーコードUI
日本語UIは一部未対応ですが、基本的な操作はドラッグ&ドロップで直感的に行えます。
このサービスを使うと見える未来
Zapierを導入すると、毎日の細かい手作業から解放されます。
- ルーチンワークがなくなり、本当に必要な企画や戦略に集中できる
- 人間が介在しなくても、メール・Slack・データベースが自動で更新される
- AIとの連携で「問い合わせ対応」や「営業支援」も自動化の範囲が広がる
単なる「時短ツール」ではなく、ビジネス全体の生産性を底上げする基盤になり得ます。
具体的な使い方の例示
例1:SlackとGoogleカレンダーを連携
- プロンプト:「新しい予定を登録したらSlackに自動通知して」
- 結果:Googleカレンダーに予定を追加すると、Zapier経由でSlackに即座に通知されます。
例2:メール要約+AI連携
- プロンプト:「顧客からの問い合わせメールを自動要約してSlackに送って」
- 結果:Gmailに届いた内容をZapierがAIで要約し、Slackにまとめて送信します。
競合比較
| サービス | 特徴 | Zapierにない強み |
|---|---|---|
| Zapier | アプリ数が最多(5,000+)・ノーコードで簡単 | 日本語UIは弱い |
| n8n | 自由度が高く、オープンソース | 自社サーバー設置可 カスタマイズ性抜群 |
| Make(旧Integromat) | ビジュアルで複雑なフロー設計に強い | 複雑なシナリオに向く |
| IFTTT | 個人向けでシンプル | IoT機器やスマホ連携に強い |
Zapierは「ビジネス用途×簡単さ」で頭一つ抜けていますが、n8nなどがやはり競合と言えるでしょう。
ユーザー数・導入企業
Zapierは世界中で数百万ユーザーが利用しており、導入企業にはShopify・HubSpot・Spotifyなどの大手企業も含まれています。
スタートアップから大企業まで幅広く活用され、信頼性の高い自動化プラットフォームとして定着しています。
注意点・制約・セキュリティ
- 無料プランは「Zaps数」と「実行回数」に大きな制限あり(注目!)
- 日本語ドキュメントは少なく、英語リソースを参照する必要がある場合がある
- セキュリティ面では基本的にクラウド上での処理になるため、自社内完結を求める場合はn8nなどを検討すべき
FAQ
Q1. Zapierは無料で使えますか?
A. はい、無料プランがありますが、Zaps数(1つ)や実行回数(100回/月)が制限されます。
Q2. 日本語で操作できますか?
A. 一部は日本語化されていますが、基本は英語UIです。ただし直感的な操作のため大きなハードルではありません。
Q3. AIとの連携は難しいですか?
A. OpenAIやClaudeなどのAPIキーを登録するだけで利用でき、技術的な知識がなくても簡単に設定できます。
まとめ
Zapierは、AI時代でも変わらず「自動化の王道」として利用できるツールです。
- アプリ連携数が豊富で、ほとんどのビジネスアプリに対応
- AIと組み合わせれば「半自動のAIエージェント」を誰でも構築可能
- ノーコードなので、非エンジニアでも導入しやすい
次のステップとしては、まず無料プランで自社の業務に合うかどうかを試すことをおすすめします。
編集メモ
編集後記
正直、AIエージェントがこれだけ話題になっている中で「Zapierはもう古いのでは?」と思っていました。
しかし実際に使ってみると、AIを動かす基盤としてむしろ重要度が増していることに驚かされました。
AI単体ではなく「AI+Zapier」という視点が、これからの業務効率化には欠かせないと感じます。



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